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導入事例(大学・短大編)

大学・短大向け

教室の外でも中でも。自然な英語を話す環境づくり。常盤大学

緑豊かな水戸光圀公ゆかりの地に建つ常磐大学。ガラス張りの近代的な建物に入ると、高い吹き抜けの天井に、英米語学科の学生たちの笑い声がホールに響いています。「一人一人の生徒の将来を考える」という創設者・諸澤みよの教育理念を受け継ぎ、学生を大切にする教育を行う常磐大学の「使える英語教育」と「世界でも通用する人材の養成」について、国際学部の庄子信先生、井上徹先生、フランク・バーバリッチ先生、中村洋一先生の4名からお話をうかがいました。

国際学部 フランク・バーバリッチ先生(左)、中村洋一先生(右)

国際学部
フランク・バーバリッチ先生(左)、
中村洋一先生(右)

01 バランスのとれた学生を育てる

国際学部 庄子信先生

 「英語が使える人材」の育成を目指し、国際学部内に英米語学科が新設されたのが、3年前。「単に英語に強い学生を育てるだけではありません。国際学部の特徴を生かし、異文化もしっかり学ぶ。そんなバランスのとれた人材を世に送り出そうと、常磐大学では、さまざまなアプローチから学生の指導を行っています」と、庄子先生。徹底した少人数制の教育やカリフォルニアの大学との交換留学、スピーチコンテストの主催などを通して、一人一人に対応した英語力を磨けるよう、教師陣がチームを組んで取り組んでいる。

 「実際に使える英語にするためには、経験と知識。この二つがどちらも必要で、どちらか一方、欠けては身につきません」と話すのは井上先生。

 まず、経験。課外活動として、ネイティブの教員と会話を楽しむTalk Time、留学生との英会話活動English Connections を設けている。ネイティブ1 人につき学生3・4人。「気軽に参加できる」と学生には大変好評だ。

 そして、知識。「ペーパーバックがすらすら読めるようになるには100万語の多読が必要と言われています。これはペーパーバック10冊分にあたりますが、中学1年生から高校3年生で習う単語は、約3万語と言われています。絶対的に足りないですよね。うちでは、1回80分の授業を十数回行って、12万語読んだ学生もいます。また、音読や暗誦もおろそかにせず、授業中に集中して行なっています」と多読や音読の大切さを語る。

02 CALLは基礎、会話は実戦で

国際学部 井上徹先生

 一方、フランク先生は、コンピュータを使用した少人数のCALL授業に力を入れている。コンピュータだけではなく、絵やビデオ、音楽なども取り入れる。CALLのメリットは、目と耳を使って、オフィスや家、路上など、学校以外のさまざまな場所での行動や会話のシュミレーションができることだ。専門の単語も絵や動画があれば、覚えやすい。そして、インターネットを使用し、最新の話題なども、授業に取り入れることもできる。

 しかし、CALLは基礎を学ぶために使用することがほとんどで、会話練習はコンピュータ相手ではなく、学生どうし対話させたり、何人かでじっくりディスカッションさせる。

 「実際に話す機会を、授業の中にできるだけ作ります。私も教壇の上に立つより、教室の中を歩き回っている時間のほうが多い。学生からは、『フランク先生の授業は質問が多くて、寝ていられません』と言われますよ」と笑う。

 「僕は学生のころ、ドイツ語の授業では、クラスの友人たちとはドイツ語で会話をしていました。どれくらい単語を覚えているかゲーム感覚でね。そんなどこでもいつでも“しゃべりたい情熱”も育てていきたいですね」

03 CASECで気軽に伸びを確認

 そんな多面的な英語指導を行う常磐大学では、全学部でCASECを取り入れている。気軽に校内で受験できるのも、地方の大学には魅力だという。TOEFL(R)などの試験は、東京の会場まで出向かなくてはならず、旅費や時間を考えると学生の負担となるからだ。

 英米語学科では、セメスターの終わりごとに全員が受験する。「どれくらい伸びたかがひと目で分かるのがいいですね。教員もテストの結果を見て、今後の授業を見直したり工夫したりできるんです」と中村先生。

 「標準化されていないテストですと、今回の70点と前回の70点では意味が違い、結果を比べることができませんが、CASECは項目応答理論に基づいたテストなので、同じ尺度で結果を比べることができます。この辺りのテスト理論的なこともわかりやすく学生に伝えて、結果を正しく理解できるようにつとめています。また、コンピュータ適応型のテストですので、短い時間で正確な測定ができるのも魅力です」

04 気負わずに自然に英語を話す環境を

 「イングリッシュ? ナチュラリー!」

 これが、今年のフランク先生のモットーだという。教室を一歩出たら最後、英語から日本語の世界へ戻ってしまうのではなく、できるだけ校内では、「英語を使おう。それも自然に」を目標としている。また、Eibei Excursion といったイベントで、教室を出て学生とバーベキューをしながら、会話を楽しむこともある。

 「最近では、どの学生も廊下ですれ違えば、僕に英語で挨拶をします。それが、徐々に英米語学科以外の学生にも広がっていますね。最近、交換留学先から帰国した学生2人が、世間話をするときも英語を使っているのを目にしました。そんなふうに、英語を生活から途切らせず、意識せずともさりげなく使えるような雰囲気づくりができたらいいですね」とフランク先生。

 先生同士のチームワークもよく、学生と先生の距離も近い。新設3年目。来年度、ようやく全学年が揃う。常磐大学独自の視点で試行錯誤で取り組んできた多面的な英語教育も、実を結びつつある。

 そんな熱意のある授業と、アットホームな雰囲気が、学生の英語力とコミュニケーション力を飛躍的に伸ばしているのは、間違いないだろう。

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