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西日本鉄道株式会社は福岡に本社を構え、鉄道やバスの運輸業を中心とする企業で、従業員数5800名、2008年には創立100周年を迎えます。そのなかで西鉄航空(NNR)とよばれる航空貨物事業本部は、航空貨物事業のパイオニアとして昭和23年に業務を開始。本部を東京に置き、国内48事業所、海外19カ国48都市で事業を展開するグローバルな部門です。メーカーや商社をお客様として輸出入貨物の航空輸送サービスを行っていますが、最近では、海運、在庫管理業務の拡大など、国際総合物流企業を目指してさらなる発展を続けています。今回はこの航空貨物事業本部における英語教育について、業務部総務課長の小柳和彦氏にお話をお伺いしました。 |
西日本鉄道株式会社 |
航空貨物事業本部の従業員数は国内約530名、海外70名程おりまして、常に10%以上の社員が海外赴任をしております。また海外現地法人のローカルスタッフが約800名おりますので、西鉄航空グループとしては約1400名が世界中で活躍していることになります。
言うまでもなく海外赴任者はビジネスレベルの英語が必須ですが、国内スタッフにとっても、貨物運送に関する書類のほとんどが英語で書かれていますし、海外代理店との交信もメールや電話で常に英語を使いますので、多くの社員にとって英語は避けられない状況にあります。また、海外赴任候補者の育成という観点からも英語教育は重要だと考えています。
英語に関わらずビジネスに役立つ様々なスキルを磨いてもらうため、会社が100種類以上の推奨する通信教育コースを用意し、希望者は誰でも受講することができ、修了した者には料金の半額を会社が負担する仕組みにしています。
さらに2年前に人事制度を変更し、管理職の昇格要件に英語力を取り入れました。初めてCASECを導入したのはこの時です。初回はこの管理職登用試験のひとつとして実施しました。実は全社的に導入できるテストかどうか検証する目的もありました。結果的に管理職登用試験としてCASECの実施が問題なくできましたので、全社的に社内統一英語試験として導入することしたのです。
ビジネス英語を学ぶための教材としてはこの頃e-learning教材を導入し、新入社員には入社前に全員に受講してもらうことにしました。既存の社員も希望者は受講できるようにしたのですが、面白いことに、半年後に全社的な英語の統一試験を実施する旨を告知したとたんに、受講希望者が一気に増加したのです。
今年から社内の英語統一試験の実施を開始しまして、その試験としてCASECを利用しています。受験対象者は課長以下の全社員です。これは年度末の行事として社員が自分自身の英語力を把握し、次の目標設定を行うために実施しています。この統一試験以外にも、前述のとおり管理職登用試験として、また海外研修生選抜試験としても利用しています。
当社は全国に社員が散在しているため、一斉に集合して行う試験は物理的に不可能です。その点CASECは集合せずに、好きな時間に受験ができ、パソコンを一人に一台配置している社内環境にも適していました。また毎回問題が異なることで、同じ時間に受験させる必要もありませんので、実際には1ヶ月間の受験期間を設け、500人を超える対象者全員に1回ずつ、各自で手の空いた時間に受験をしてもらいました。また手間が省けただけでなく、何よりも社員の英語力を客観的に把握できるようになったことが一番のメリットだと感じています。
今年から統一英語試験として始めたCASECは、職場で非常に話題になり、英語学習のきっかけ作りになったと思います。実施の半年前から告知しておきましたので、半年間社員は各自で勉強していたようです。
CASECの結果は絶対値のスコアでその場で判りますが、さらに相対評価として社内での順位を開発目標の一つとして英語力についても目標を設定させています。年度末の2月頃にCASECを受験しますので、その結果をもとに4月に各自の目標を決めるのです。会社全体としては社員平均がCASEC600点程度になることを目標にしています。
CASECの前回のスコアをリベンジしたいと燃えている社員もいます。社員のモチベーションを向上させるためには、会社がきっかけを作ってあげることが効果的だと思います。CASECの導入はきっかけ作りに有効でした。この熱が冷めないように、定期的に統一試験として実施を続けたいと思います。
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