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導入事例(企業編)

企業向け

受験者に負担をかけない キャリア採用試験における時間的・空間的な効率化を実現 三菱商事株式会社

三菱商事は、国内及び海外約80カ国に200超の拠点を持つ最大の総合商社です。500社を超える連結対象会社を持つ企業グループで、約48,000名の多国籍の社員が働いています。エネルギー、金属、機械、化学品、食料や資材などあらゆる産業において、世界中のパートナーと長年にわたってビジネスを行っており、常に公明正大で品格のある行動を信条に、豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。2004年度3月期の決算において、総合商社としては初、日本企業全体で見ても十数社しか達成していない連結純利益1,000億円を達成しており、今後どのような成長戦略を描くかが注目されています。このように、グローバルな舞台で成長を続け、今後更なる発展を目指す三菱商事において、社員の英語教育はどのように行われているのか。今回は人事総務部の國兼康男氏にお話をお伺いしました。

三菱商事株式会社 人事総務部 國兼康男氏

三菱商事株式会社
人事総務部 國兼康男氏

01 社内環境

 弊社には国内に33、海外に111の拠点があります。これ以外でも、海外の現地法人の支店等が75ありますので、国内外に200を超える拠点を持っているということになります。事業投資先への派遣も含めると、海外駐在員の比率は全体の2割を超えます。また、日本のオフィスで勤務する場合でも海外の取引先や現地社員と英語でメールのやり取りをしたり、国際電話で打ち合わせをしたりしていますので、一定の英語力は必須です。

 昨年から、いわゆる管理職的なポジションへの昇格要件の1つとして「TOEIC(R)730点をクリア」を設けました。英語はビジネスを遂行する上ではあくまで一つのツールにすぎず、TOEIC(R)のスコアが高いこと、イコール、ビジネス上で英語を武器として使えることではないと思いますが、ひとつの指標として、一定レベルのTOEIC(R)スコアをクリアすることを義務付けています。

02 英語教育

 この730点というTOEIC(R)の目標値は新卒採用時から求めているわけではありません。あくまでも社員に対する指標です。採用選考試験でも英語の試験は実施しておりますが、そこでは、鍛えれば伸びる素地があるかどうかの基礎的部分を見ています。

 さて入社が決まった後はさっそく内定段階から研修を実施します。これは入社前の半年間と入社後2年間のトータル2年半に及ぶ、若手の早期育成をを図る、という目的で実施しているプログラムの一部で、まず入社前の半年間はe-learningの教材を活用し、レベに応じて英語の基礎をしっかりと身に付けてもらう内容です。入社後は1ヵ月半程度の新人研修を受けてもらいますが、この期間中、午前中はほぼ毎日、レベル別に英会話学校に通ってもらい、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションを通した、より実践的なプログラムを実施しています。これらを通じ、入社後2年間の早期育成プログラムが終了する迄に「TOEIC(R)730点をクリア」をしてもらうわけですが、これが未達の場合は、その後もクリア出来るまで、受験し続けてもらうこととなります。

 このように弊社では若手の英語力の強化に注力していますが、近頃は、英語に加えて第2外国語の需要も非常に高いものがあります。具体的には、中国語、スペイン語、ロシア語等ですが、このような特殊言語を習得させるための海外語学研修制度も整備しており、毎年、派遣者を出しています。

03 CASECの利用方法

 先程申し上げました通り、弊社では、TOEIC(R)のスコアを社員の英語力を測る際の指標としていますが、CASECも3年前から導入させていただいています。具体的には、キャリア採用の筆記試験時に使用させていただいています。

 弊社では、新卒採用者や既存社員の育成ではスピードが追いつかない事業領域において、外部からその分野の即戦力となる専門家を採用するというスタンスで、キャリア採用を実施していますが、専門性を重視する一方で、候補者が基礎的な英語力を有しているかどうかも重要なポイントとなりますので、この点をCASECを通じて判断しているわけです。

04 導入のポイント

 キャリア採用ですと、候補者の皆さんは、お仕事をされながら大変忙しく転職活動をされますので、わざわざ英語の試験のために試験会場に来ていただくのは、時間的にも空間的にも非常に制約が大きいのではないかと感じました。そこでWEB上で、好きな時に好きな場所で受験が可能な「CASEC」に注目しました。CASECであれば、候補者の方々に集合していただく必要がありませんし、試験時間そのものもさほど長くありませんので、何よりも候補者の方々に対して負担をかけることなく、試験を実施することが可能です。また弊社にとっても、受験者のスコアをWEB上で即座に確認することができ、且つ、TOEIC換算のスコアも出ますので、メリットが非常に多いと感じました。

 候補者の方々がエントリーをされる際、過去に取得したTOEICの点数を記入されるこがありますが、その点数とCASECの点数(TOEIC換算)に、さほど大きな乖離は見られません。利便性を魅力としてCASECを導入しましたが、導入後3年経った今では判定精度の高さもその魅力のひとつと考えています。そういえば以前はPCトラブルもよくあったように思いましたが最近は減りましたね。

05 モチベーション維持のために

 研修の効果を高めるためには、社員に本気になってもらう必要がありますね。一定水準をクリアすることを昇格要件にしたのは、社員に危機感を持たせるのが狙いでした。同時にe-learinig等の活用により、会社としてきちんとモニターする姿勢を社員に伝えていくことが大切だと考えています。

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